廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

読書

毒舌訳 哲学者の言葉

毒舌訳 哲学者の言葉を読んだ。 有吉が哲学者達の名言を良いように解釈したり滅多斬りしたり。そこそこ面白かったけど、個人的にスラスラ読める程じゃなかった。哲学苦手な人には面白いかもしれない。寧ろ下の注釈の方が興味深かった。1番好きな解釈は、や…

玩具の言い分

朝倉かすみの玩具の言い訳をやっと読破。 最後の努力型サロン。読んでいて泣きそうになった。何の不自由のない結婚をしても旦那とは遠い毎日。女の幸せは結婚だけがゴールではない。かと言って子どもを持てばゴールということでもないのだけど。そう今はま…

人を好きになれない種類

朝倉かすみの玩具の言い訳を読んでいる。今寄り目インコズを読み終わった所。寄り目インコズは怪しい小説。インコの話が比喩として多く出てきて不自然な感じがするのだけど、生々しい描写というか心を抉ってくる気がした。ミドリの様に男運がないせいかかな…

頭のうちどころが悪かった熊の話

頭のうちどころが悪かった熊の話を読んだ。泣きそうになってしまった。シュールでほっこりする7編の寓話達。こういうのを読む機会ってないなぁと思いながら読んだ。昔はよく読んだのに。巻末の小泉今日子の書評の様に、本棚を選ばない本ーどんな本棚、子供…

お前なんかもう死んでいる

お前なんかもう死んでいるを読んだ。ありよしひろいきの本。面白かったけど為になる事はそんなに書いてないし、有吉を好きな人が読むには良いと思う。嫌いな人との付き合い方なんかは真似出来たら良いなと思うけど。問題なのはこんなペラい本に3日ぐらいか…

プリズンガール

プリズンガールを読んだ。自分では多分体験する事のない話で非常に興味深かった。文章が読み易い。アメリカには夢があって、自由の国だけど、その反面冤罪が多いのだなと思った。犯罪に手を染めなければ生きていけない人もいる。そしてその分犯罪に巻き込ま…

23分間の奇跡

23分間の奇跡を読んだ。この本の著者はジェームズクラベル、青島幸男訳。 とても奇妙な本で不気味に溢れている。しかしこの本に描かれている事を恐ろしいと思う必要はない。これは日常的に世界中で行われている事に他ならず、教育とはそういうものであるか…

厨坊アサシン

厨坊アサシンを読んだ。読んでる最中はもっと早く出会ってたら楽しめたかもと思い読んでいた。タイトルからもわかる通りチープはチープである。JCに殺せるほどヤクザや殺し屋は甘くないはずで、やっぱりショボさが目立つ。これラノベなのかな…挿絵ないけど …

憂鬱なハスビーン

朝比奈あすかの憂鬱なハスビーンを読んだ。 主人公は高学歴、夫も非の打ち所がない旦那であり弁護士。裕福な家庭、優雅な姑。なのに苛つきが止まらないって感じの1冊。 薄い本なのに読むのに苦労しちゃった。主人公の凛子が余りにも殺伐して攻撃的だからだ…

好かれようとしない

朝倉かすみの、好かれようとしないを読んだ。朝倉かすみの本の中で上位に入るくらい好きかもしれない。朝倉かすみの本の主人公はどこか自分に似ている気がする。なり切れない自分となり切ったのも恥ずかしい自分。相川さんの言う通り、背伸びなんてしない事…

そんなはずない

そんなはずはない、読破。以下一部ネタバレの感想。 朝倉かすみの本は肝焼ける。人に嫌われないような正しさを貼りつけたキャラクターがいない。皆一癖二癖ある。どっちかと言うとイヤラシイキャラなのかもしれない。そんなキャラ達もひと山ふた山ある。そ…

ばかもの

ばかものを読破。ネタバレ有り。 何だかわからないまま終わってしまった。海の仙人みたいだ。結局何が言いたかったのかわからなかった。でも面白かった。最初は読むのに苦労する程響くものがなかったのだけど。冒頭の性描写はねちょっと折れそうになって、…

袋小路の男

絲山秋子の袋小路の男を読んだ。ネタバレ有り。 小田切ダメ男だよ、小田切。でもこういう男好きだったんだよなぁ。核心を言わないので深読みして、愛されてると思い込んでた。でもこういう男とずっと居ても未来なんかない。急に好きな女が出来て振られるの…

沖で待つ

沖で待つ、を読んだ。 勤労感謝の日には、仕事をしてきた女のリアルさみたいなのがあると思った。私はキャリアがないので、想像でしか言えないけど、活躍する女性のモデルは極めて少ないんだろうな。仕事で活躍してもやっぱり結婚はチラつくし、だから結婚…

確かに心が冷え切ってる。

最近ずっとイライラしていた。何をしても、誰と会話をしてても。原因は色々ある。今までよく話してた人ともあんまり会話が合わなくなってきた。それにゲームばかりしてるので、自分中心になりつつある。ゲームばっかしてるのは考えモノだ。趣味を持っててそ…

イッツオンリートーク

イッツオンリートーク読破。絲山秋子めちゃめちゃ良かった。好き。イッツオンリートークの話はしたから、第七障害の話を。 馬の話で、最初は全然入っていけなかった。オドロキなのは、絲山秋子は破綻した人格の話しか書けないワケではなかったのだ。解説に…

最近読んだ本

田村はまだか!を読んだ。作者ならではの文体。他に誰がいるを読んでると、本当にあれだけが異端なのだなぁと感じる。面白かったのは、パンダ全力疾走、グッナイベイビー、おまえ井上鏡子だろう、だ。パンダ全力疾走は、二瓶さんのキャラがすごく良かった。…

ドラッグ

朝倉かすみの肝、焼けるを読んでいる。肝、焼けたは正に肝、焼けただった。2人の関係がじりじりしてる。見てるこっちも肝、焼ける。どういう意味なんでしょう。 北海道の情景がありありと浮かぶ。朝倉かすみ特有の朝倉かすみらしさで、背中に爪立てるような…

ほかに誰がいる

朝倉かすみ、ほかに誰がいる、を読破した。所謂メンヘラ小説に分類されてもおかしくない内容である。 一目惚れした相手をひたすら想う、という小説だ。一目惚れしてる人、メンヘラ好きな人、驚く展開、見たい人オススメ。 しかし最初は読むの苦痛だった。主…