最近読んだ本
田村はまだか!を読んだ。作者ならではの文体。他に誰がいるを読んでると、本当にあれだけが異端なのだなぁと感じる。面白かったのは、パンダ全力疾走、グッナイベイビー、おまえ井上鏡子だろう、だ。パンダ全力疾走は、二瓶さんのキャラがすごく良かった。実際にいそうで想像出来る。加持千夏の複雑な気持ちも想像出来る。でも特に好きなのはおまえ井上鏡子だろう、だ。なかなかパンチ効いてた。井上鏡子みたいに、時々思い出す同級生いるよね。いや寧ろあたしが、井上鏡子みたいに思われてるかもね。
学生時代キャラを作ってたのに疲れて今じゃ一切誰とも連絡取ってないし、会ってないもんね。
しかし田村の台詞なんかクサかったな…。
- 作者: 朝倉かすみ
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/11/11
- メディア: 文庫
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
夏空に、君と見た夢、を読んだ。
主人公が滅茶苦茶性格悪いので最初辟易した。まぁグレてただけなんだけど。ベタな展開に思えるラブストーリーだけど、泣かされた。べ、別にこんな爽やかな話、す、好きなんかじゃないんだから。
あたしの周りで、寿命を待たずして亡くなった人はいない。でも祖母はもういない。可愛がってくれた祖母。そして思い出す時、祖母が近くに居るのだと思う。霊感ないからわかんないけど。だって脈絡なく思い出すんだもの。ラストの、色んな者の姿を変えて、天也は側にいるっていうのが、素敵だなと思った。千の風になってもそういう歌だけど、亡くなった人への気持ちってそうやって、消化していくといいんだなと思う。次はどんな形で出会えるのか。次出会う全てのものが愛おしく思えるし、大切にしようと思える。
ラブストーリー、泣くのが好きな人、亡くなった人への気持ちをどうしていいかわからない人にオススメの一冊。
- 作者: 飯田雪子
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2006/09
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る