廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

ドラッグ


  朝倉かすみの肝、焼けるを読んでいる。肝、焼けたは正に肝、焼けただった。2人の関係がじりじりしてる。見てるこっちも肝、焼ける。どういう意味なんでしょう。

  北海道の情景がありありと浮かぶ。朝倉かすみ特有の朝倉かすみらしさで、背中に爪立てるような表現で。

  御堂君のような男は…油断ならない。あたしはこんな苦しい恋に飛び込む勇気はない。怖くなる。今更全てを投げ出す勇気はない。

  歳を重ねてから恋をすると、多分冒険はしたくない。否、相手のこと好きだったら、断崖から飛べって言われて、飛んでしまうんだろうか。片平なぎさが出てきたら完全火サスだ。そういう愚かしい事をさせる、頭を狂わせる恋をさせてる充実感のエンドルフィンは怖くて仕方ない。あんなもの本来出てないんだから。

  恋をすると、クサくなる。言わないことやらない行動をし始める。あたしは今長野にいる。長野で夜を超えている。旅先のこのテンション。似てるのか。空腹。

肝、焼ける (講談社文庫)

肝、焼ける (講談社文庫)