All you need is kill.
All you need is killを観てきた!以下ネタバレ有り??
なかなか面白くて良かったと思う。あたしは漫画から入ったのだけど、原作なり漫画なり読んでから行かないと、映像だけではループなのか回想なのか、妄想なのか判断つかなくなるんじゃないかと思う。
冒頭は丁寧に描かれていて、設定は全然違った。ヘタレな中年ケイジは逮捕され強制的に二等兵に落とされ、戦場に赴かなければならなくなる。もうヘタレ過ぎて、設定も違うし、あーこりゃダメなパターンではないかと思った。スーツ?も漫画でかっこ良いヤツを見てしまっているので、あんなダサい、走れもしない重そうなスーツで勝てるのかなと思った。でも原作はラノベなので、どんなデザインだろうが良いワケだ。
リタは勿論漫画の様に可愛くはない。めちゃ強そうね。キーラーナイトレイとかイメージ近いけど。ループが始まってから面白さが加速していった。ケイジはどんどん強くなっていくし。設定は全体的に違う。中だるみもあったけど、リタとは安易に恋仲にならずに安心した。だいたいハリウッドってどーでも良いところで濃厚な見てられない様なキスシーンぶち込んだりするから困る。
ケイジは多分リタの事好きと言うか、同じ運命辿る仲間としてとても大切に思ってた事が伝わった。それはリタを死なせない為に単独行動をしたり、それはラストにも表されている。別に彼女が自分を覚えてなくても、生きていてくれた事に彼は最後微笑んだのだ。
実際映像でループを繰り返すと、生きてる実感が薄れ、何度でもやり直せそうな気がしてくるので、途中でループ出来なくなるとそこからは生身で、それが怖くて仕方なくなる。
正直トムクルーズはアホそうで好きではない。MIPをやらなければ、単なるイケメン役で消費されていたであろう。そのMIPだって作を重ねるごとに、単なる爽やかなモテモテスパイってだけの話になってく気がしてどうも好きになれん。宇宙戦争はとても良かった。うだつが上がらない?しょうもないけど一生懸命な父親って感じで。やっぱりトムクルーズも歳をとってる。当たり前だけど。でも顔の作りはイケメンなので、渋さもないし違和感ありあり。だからこそヘタレな役が似合うと思う。今回はヘタレスタートで、最後顔が引き締まっていったので、良かったと思う。
ハリウッド映画というか、西洋文化と日本の作品の違いが感じられた。何故ケイジの設定を変えたのかはわからない。主演の俳優の年齢層の為なのかは不明なのだけど、日本の漫画は主人公が殆ど若者でコドモなのだ。それだけで日本人の精神性というか、餓鬼っぽさが感じられる。小説とか映画はそうでもないけど、中年主人公ってのが少ない。まぁ漫画読む層考えればわかるけど、邦画で学生の純愛ばかりやられても…。ハリウッド映画なんかは殆どが中年で、若くても20代か。やっぱり精神的に成熟してるんだろうなぁと思う。
ラストは御都合主義?とは違うけどやっぱりエンターテイメントのハリウッドだけあって、好みのハッピーエンドに仕上がっていたし、映画版はハッピーエンドに終われて良かったと思う。エンドロールも可愛かったし。もう一度見たいと思える映画だった!うん、面白かった!
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 桜坂洋,安倍吉俊
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