廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

ありがとう。

 

  自分は親から自尊心を貰えはしなかったし、自分自身何の才能もないけど、あたしは人生で唯一手に入れた幸福は、今の彼氏だと思う。喧嘩もしないし、いつも褒めてくれて愛してくれて、それが過剰で嫌になる事もあるけど、愛に飢えてる人もいる中で、あたしは間違いなく幸福だ。あたしの幸福はこれだけかもしれないけど、間違いなく幸福なのだ。ありがとう。彼氏がいるからあたしは生きていられて、自尊心が産まれて、コンプレックスが消えた。だから自分を嫌わないで居られるのだ。ありがとう。

 

 

 

 

オー!ブラザー!

 

  今日は個人的に好きな映画、オー!ブラザー!を観た。なんかこう色んな人が絡んで最後まとまるって感じの映画が好き。2人の男と1人の女もそうだね。出てくる黒人がなんか渋い。兎に角音楽が良い!昔のアメリカの懐かしいオールディーズというか。そう、良い映画って音楽が絶対良い。パルプフィクションもそう。うーんめちゃくちゃ好きだな、ズブ濡れボーイズ。

 

 

オー・ブラザー! HDマスター版(Blu-ray Disc)

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イージーライダー

 

  イージーライダーを観た。

 

  兎に角後味が悪い。それも監督の狙いなのだろうけど。60年代厭戦が漂ったアメリカ。アメリカ人達は自分達が自由の為に戦ってきたと信じてきたが、ベトナム戦争の泥沼化や、アメリカ兵がベトナム農民を殺している事、徴兵制などから厭戦ムードが漂い、本来の自由なアメリカを失い絶望している時期だった。

  若者達は反戦を謳い、自由に生きたり、愛や平和やセックスを愛する生き方、ヒッピーが爆発的に広がった。そんな背景で、ロスからニューオリンズの謝肉祭を目指す2人のライダーの物語だ。2人はジョンレノンみたいな髪型をしている。所謂60年代の流行りなのだろう。ロードムービーと呼ばれるもので、冒頭から中盤まではひたすらバイクで走るシーンが続き、当時のヒット曲?が流れる。そう確かに彼らは自由?を体現していたのかもしれない。定職に就かず、ドラッグを売った金とバイクで謝肉祭に向かう旅。

 

  途中仲間になった弁護士がかなり良い味を出している。結局理不尽にも、地元の保安官に殺されてしまうのだが。絶望したワイアットは謝肉祭に行くも気乗りせず、墓地で娼婦とLSDとセックスにしけこむ。そのシーンは異様に長く、こっちが頭おかしくなりそうだ。ドラッグなんかしても楽しくなんかない。体に合えば良いが、ダウン系だと悲しくなり、泣いてばかりいるそうだとか。ラストはまた理不尽にもビリーとワイアットが田舎者に射殺されて終わる。この年代のアメリカは民間人がいとも簡単に殺人をするのかよってツッコミたくなる。実際どうなのかはわからない。

 

  墓地で娼婦とLSDでセックスというのも厳格なキリスト教に対する反対や批判であったり、理不尽に殺されるのも、不条理で行き詰まった時代を表すものらしい。アメリカの転機は幾つかあると思う。1つは勿論ベトナム戦争に負けた時、2つ目はツインタワーに飛行機が突っ込んだ時。3つ目はリーマンブラザーズ倒産による不況やサブプライムローンによる不況。4つ目はテロとの戦いだ。この数々弱体化、或いは窮地に追いやられたアメリカを感じさせる。そういう時こそアメリカ人は自分達が何なのか自信がなくなり揺れ動くのだと思う。多民族の集まる自由国家アメリカは、人間が目指す理想かもしれないが、長くその土地に根ざした人々共通の民族意識が薄い為に、何かあれば意外に脆いのかもしれない。自由を愛するという共同意識の元集まった人々でも。だから丁度この時期、アメリカ人達は揺れ動いたのだろう。自分達は何の為に戦争をしているのかと。そういう意識が根底にあり、再度自由とは何かを見直したのかもしれない。

 

  作中印象に残ってるのは、人々は君を恐れてる。君の中に見える自由に。という台詞。多くの人々が望むのは規律ある自由なのだ。

 

  自由が何なのか、前人と話した事がある。ムカつく奴を殺す、それがある人は自由だと言ったけど、殺意に突き動かされ人を殺す事を自由とは思えない。マーダーライセンスは自由ではない。自由とは何にも干渉を受けない事。やりたい放題やる事とは違う。他人の自由を奪って得るのはルール違反だ。自分の自由を奪われても文句言えない。そうでなくて、しなくて良い事を、したくない事を強要されない事だ。だがもっと根本的な所、嫌な事ですら嫌だと思わない気持ち、それこそが自由だと言える。何でも楽しめるその気持ちや考え方そのものが自由だと言える。考え方1つ。それに委ねられているし、それこそ自由の醍醐味なのだと思う。

 

  あの終わり方でなければ、BGMでずっと流しておきたい程の映画だけど。幾ら理不尽な現実を表しているとは言えあんまりな終わり方だった…。

 

 

 

 

 

イブラヒムおじさんとコーランの花たち

 

  イブラヒムおじさんとコーランの花たちを観た。

 

  どっかのレビューで観たけど、背景はイスラム教徒とユダヤ人の交流で歴史的な背景とか考えたら興味深いらしい。宗教としていがみ合ってる背景があるらしいのだけど、そもそも元が同じで枝分かれしただけだと思ってるからいがみ合ってるのも良くわかんないのよね。だって仏教だろうが浄土真宗だろうが法華経だろうが同じじゃないのと思うし。いや創価は違うよ。面白いと思ったのは交換だって見方。生活費で娼婦を買ったり、父親の本を売りさばいてレコード買ったり、店にいたおじさんは死んだから、今度は店を継いだりって解釈。映画見ててそこまで気づけるなんてすごいなぁ。確かに交換の多い映画だった。

 

  白人の16にしては乳臭さの抜けないモモちゃん。可愛いけど。この映画で美しいと思ったのはなにげに娼婦達なんだよなぁ。時代的な事なのか、フランスにも貧しい通りや貧しい人たちはいるのかって思った。フランスは全てが裕福だと思ってたからだ。そんなにフランス映画を知ってるわけじゃないけど、美しい部分しか描かれなかったのかも。

 

  父親が残念な人なので、愛されず育ったモモは、近所の雑貨屋のおじさんと交流していく。こういう映画なに映画って言うのかな。交流映画??交流ムービー?言うほどコーランの教えは出てこないし、イスラム教を知りたいとかコーランに興味があって見たわけでもないので、コーランの教えは割とどうでも良い。交流系の映画って感動を狙ってきてるけど、この映画は始終音楽が軽快で、感動を狙ってるような感じじゃない。別に人生の教えをそこまで説いてるワケでもないし、結局何が言いたかったのかわからない映画だったんだよね。ただただフランスやトルコの美しさだけかな。フランス映画に期待してるのは情緒とか美しさとかだけだから、期待外れにもならないし、ストーリー期待して観ると肩透かしくらってガッカリすると思う。

 

  性衝動で動いてるだけなのに、白人ってどうしてこんなに美しいのかなぁ…。風俗買ってる汚い日本のオヤジどもの悲惨さと全然違う。ほんの少しアバンチュールを楽しんでるだけのように感じられる。こういう映画で良くあるのは、主人公モモの父親が解雇されたり、父親に捨てられたり、父親が死んだりと起きる目まぐるしい不幸の後、おじさんの養子になって楽しく生きてるのに、突然おじさんが豹変したり、別れたり、死別したりとする不幸の再来。そしていい加減に終わって観てる人になんだったんだ?と思わせる展開が突然訪れる事がある。何故かそういう風にしか終わらせられないのか、あたしはこういう映画のそういう終わり方が余り好きじゃない。ここまで観てる人を引っ張って来たのにそりゃないよー!と思う。主人公は底無しの不幸に襲われ、やっと救いの手をつかんだと思ったのに、救いは失われる。でもこの人と過ごした日々が救いなんだ!っていう終わり方。そうなるんじゃないかとハラハラして観てたら案の定www

  おじさんは死ぬ時怖くないとか言ってたけど、モモからしたらやっと安住の地を見つけたのに、おじさんは自分を置いて死にそうだし、ここは異国だし、モモには不安だらけだろってツッコミたくなる。そして養子にした後の突然オープンカーをゴリ押し強気で購入するおじさんの破天荒さにもハラハラ。最終的には16のモモが誰を頼ったのかわからないけど、突然大人になり終了という。恐らくおじさんの遺産とコーランだけで生きたんだろうけど…モモがあの歳になる頃にはブルー通りの娼婦たちももういないだろうし…なんだかドライな終わり方でした。BGMというか音楽のセンスだけ良かったなぁ〜

 

 

 

 

 

Looper

 

  映画Looperを観た。

 

 

  一言で言えば荒々しくもメッセージが強い映画だ。スタイリッシュさはない。でもこの映画が言いたい事は良くわかるし、好きだ。

 

  今より未来の現在が舞台で、今にないものがある。今と未来の違いや設定を分かりやすくする為に主人公にナレーションさせたのは余り良くなかった様に思う。ストーリーの上で分かりやすく会話に挟んだ方が良かった。設定が凝ってる故にその設定や前提を説明させる必要があるのだけど、それをいかにも説明として出さずに、観てる人に感じさせられる、理解させるのは重要だ。設定が凝ってる故に説明が多くなってしまったのは残念だ。起きる事象が唐突に思えたりする事もあった。tkなんかは序盤で軽く描かれた割にかなり大きい役割を持ってきたりする。序盤の描き方が軽すぎて、人によっては唐突よりそうきたかと思えるのかもしれないけど。

 

  矛盾点なら幾つか挙げられる。どこかの時間の流れでループを閉じられた世界と閉じられなかった世界、何が違うんだろうとタイムパラドックスを考えてしまうのだけど、この映画はそんなもん無視した方が楽しめる。うーんタイムパラドックスは奥が深い。主役のジョー役のジョゼフゴードンはそこそこカッコ良い。時の流れでブルースウィリスになったのもなんかすごい。ブルースウィリスは相変わらず好きだけど、ブルースウィリス観たくて借りたとしたら、ストーリーのメッセージが強いので、ブルースでなくても良いかなぁと思うけど、ブルースじゃなかったら安っちく見えるのかな。

 

  今のハリウッド映画には、主役とか、この人ってパッとしない若手俳優が多いらしい。確かに昔に比べ筋肉質系は減ったし、シュワ様とかシルベスターとか…。細くシュッとしたのはいるけど、似たり寄ったりスターぽさはないのかも。だからジョゼフゴードンも初めて観たけど、特に印象もない。別に悪いと言うわけでもない。ただメッセージが強いので、別に有名俳優でなくても楽しめそうだ。

 

  子役の子は顔がめちゃめちゃ怖いし、あのエンドでも悪に染まりそうな顔してるよね。怖いよね。不用意な母親とジョゼフの謎で唐突なセックスシーンなんかもいらなかったよなぁ…母親に本音を語らせる為にセックスシーン挟む必要はなかったよなぁ。兎に角この映画は、設定とラストとメッセージ、それが素晴らしいとしか言いようがない。もっと前提をストーリーに絡めて上手く理解させられればスタイリッシュな映画に思えたけど、挾み方が不器用なので荒削りな印象。

 

  ブルースが中国人と恋に落ちるのは、時代かなぁと思いつつ…ハリウッドにチャイナマネーが絡んでるのは本当かなぁとか思いつつ…。最近のハリウッド映画の不自然なチャイナマンセーはね…。

  子どもを守りたいという母親の愛と、妻を殺された男の怒り。愛は1つで同じなのに、その2つはぶつかってしまって、また同一人物なのに、人格が全然違う2人をぶつける面白さ。そして、この映画が言いたい事。立場が違えば正義は違い、その正義で人を殺しても、それは悪への連鎖になる。悪は連鎖する。自分が正義と思って討った1発が、自分の愛する者を殺すという負の連鎖、負のループ、それが素晴らしく表現されていた。それはあたしもまた日常で感じている事だ。誰が傷つけたか、傷つけられた者は怒りで誰かを傷つけ、そうやって悪や人を傷つける心がけループする。そうしてきっと1番弱い人間がそれに染まって、人を更に傷つけるのだ。あたしはジョゼフがブルースを討って、母親と良い感じで終わるのかと思ってた、或いはあんな力を持ち過ぎる子どもは殺す他ないと思ってたけど、ジョゼフはあたしが思うのとはちょっと違う解決法を選んだ。彼がどうしてそこまで咄嗟にしたのか、わからないけど、何故だろうあったかい映画だなぁと感じさせられたのは監督の映し方なのか。EDもすごく良く、余韻のある映画で、良い映画観たなぁと思った。

人によっては心に残るのは、後味の悪さなのか、切なさなのかわからないけど

もしかしたら登場人物誰1人にも共感しなかったからこそ客観的に見られて、この一連の物語の結末に満足したのかもしれない。こんな映画もあるんだなぁ…。

 

 

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死ぬわけでも世界が終わるわけでもない。

 

  今日は久しぶりに映画を観たし、モンハンをした。久しぶりにやると腕が鈍ってしまってる。でもやりながら頭の片隅には、今日のこと、これからの事が過る。なんせ理由もわからず、仲の良かった人から嫌わているのだ。落ち着こうにも落ち着かない。何故なのだろうと頭の中でぐるぐる考える。答えなんて出るわけないし、あたしから何か解決出来る事があれば行動するだろうが、それもないのだ。じゃあ明日から仕事へ行き、平気で顔を合わせ、普通に笑みを浮かべ朗らかに接せられるかと言われるとそれも難しい。しかし昔に比べて、フリをするのは上手くなった。感情を隠すのはなかなか難しいけれど。だから明日も明後日もフリさえしておけば良い。しかし沈んだ気持ちというものはなかなか払拭出来ない。それでウジウジしていても時間の無駄だし、無意味な事は誰よりもわかっているのに、昔から性格はそう簡単に変わらない。何か趣味に没頭しててもこれなのだ。頭の中で躓いて、スッキリしない。胸がドキドキしている。もしかしたら、怯えてるのかなあたしは。責め立てられると思ってるのかも。仮にそうなっても、誰に悪いなんて責められる謂れはない。そう間違った事を仕出かしたわけではないし、仮に何か気にくわない事をしてしまったとしても、気づいてすらないのだからわからないし、どうしようもない。叱責されたらされたで、それまでだ。謝る他ない。あたしに出来るのはそんなもん程度だし。何を緊張する必要があるのかわからないけど、こんな状況久しぶりだし、居心地悪いに他ならない。あたしはあたしなりに悩んでいるし、無神経に見えても傷ついたりもしてる。そしてそれはお互い様だ。だから、どれもどうしようもないと受け入れるしかないのだあたしは。それでも少しは陰鬱な気分から陽気になりたい。気分さえ入れ替えれば、何が起きてもケセラセラと言えるのに。

 

  自分には対処不可能な事も世の中たくさんある。ネットで人の意見を聞くとなんだか安堵する。色んな人の考えに触れて独りじゃないと思える。そう仮に人に嫌われた所で、死ぬわけではないし、世界が終わるわけでもない。あたしの人生や明日はまだ続いていく。躓いているワケにもいかんのだ。だから流して流されていくしかない。とてつもないストレスが伴うかもしれないけど。

 

 

 

 

久しぶりにショーシャンク

 

  何かを悩んだり苦しんだり耐えている時は、物語に触れた方が良い。今日は絶対元気の出る映画を観た。ショーシャンクの空にだ。この映画は気に入って何回も観ているし、何回も観られる名作だ。

 

  人から希望は奪えないというメッセージ。抑圧からの解放、爽快感。素晴らしくて特に言う事はないんだけど、少し元気が出た。やっぱり映画は素晴らしい。これは初めて知った事なのか知ってても忘れてた事なのかわからないけど、原作はキングで、それも短編の1つというのだから驚きだ。

 

 

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