廃園跡地

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モンスターズ/地球外生命体

 

  最近観た映画、モンスターズ/地球外生命体。これは彼氏が借りてきた映画で、彼氏はパニックモノが好き。アナコンダとか。ん?アナコンダはパニックものなのかわからないけど、殺人鮫とか好きな人。アニマルパニック??かな。あたしは余りその手のジャンルは好きじゃないのでその辺は余り趣味が合わない。彼氏が観たいと言うプロメテウスも観たけど酷い駄作だったし、この手の映画には期待しとらんのだ。

 

  今回はモンスターズ。ネタバレあり。メキシコに現れた巨大な異星人。アメリカ政府は排除しようと戦っていた。写真家?のアンドリューは地球外生命体の写真を撮影しようとメキシコにいたが、本社から社長の娘、サマンサをアメリカに連れてくるよう指示される。仕方なくサマンサとアメリカに戻る事にするアンドリューはしょーもない男で、やっとの思いで大金はたいて確保した安全な海の航路から帰る前日、酔いすぎて行き摩りの女にパスポートを盗まれてしまう。仕方なくガイドに案内させて危険な道を通る事になったのだが、お金が足りなく

仕方なくサマンサがしていた婚約指輪を売る事に。

 

  2人は悪い雰囲気のまま湖を船で横断したり、山を歩いていく。山を越えればアメリカとの国境があるはずと信じて。

地球外生命体の姿はなかなか見えず、不気味な鳴き声と気配だけが感じられる。いつ来るかいつ来るかとパニック映画特有のものを期待してたら肩透かし。割と静かに終わってしまう。

そうこれはどちらかと言うと、パニック映画ではなくアンドリューとサマンサの人間ドラマだった。

 

  道中色々あり、ガイドも皆死亡。だんだんと距離が近くなっていくアンドリューとサマンサ。やっとの思いでアメリカの国境を越えるが、そこは無人の地。崩れかけた建物。人はどこかに避難している様だった。シェルターを探す2人。印象的だったのは、崩れかけた街並みに1人歩く老婆。声を掛けると、気が触れていたシーンだった。不気味さを感じてなかなか好み。

 

  助けを呼び、ついに帰れると思った瞬間、姿を現した地球外生命体。二体は、アンドリューとサマンサの横で求愛行動?か何かをして去って行く。それを見たサマンサが堰を切ったように、帰りたくないと言った。サマンサには婚約者がいるが、上手くいってる描写はない。婚約者に電話するもいつも留守電。モンスターズは、アンドリューとサマンサのストーリーだった。タイトル通りのものを期待すると肩透かしを食らうが、全編静かで穏やかにも感じられる。ラストのシーンが余りにも美しく、それだけであたしはこの作品を好きになってしまった。

 

  監督はこれまで視覚効果アーティストをしてきたギャレスエドワーズとの事。だから全編美しく感じられるのだろうか。ネットでの評価はあまり芳しくない。タイトルと内容が乖離してるからか。でもあたしは好き。フランス映画みたいだね。イギリスだけど。

  設定的にはかなり活かせるものが多いし続編もあるとの事で、2人の恋の行方でも、地球をかけた戦争でも良いので観てみたい。

 

 

モンスターズ / 地球外生命体 [Blu-ray]

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