廃園跡地

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モンハンを挫折した人たち


これが面白くて考えさせられた。
モンハンを挫折した人たち。何故殺すのか可哀想。

  色んな意見があって面白い。
ゲームに意味を見出さないと出来ないのか、テトリスにも意味を見出すのかって意見と、わかる、殺す事に抵抗があるって意見があった。

  モンハンでは最初狩りのやり方を覚える為に無抵抗で大人しい草食竜を殺す。勿論血も出る。モンハンはやればとても面白いゲームだけど、逃げてるモンスターをわざわざ追いかけ殺したり、素材を剥ぎ取ったりする。あたしもそれが残酷に思えてやらなかった。人間としての部分が、無意味な殺生を嫌っている。それは仮想世界だろうが変わらないし、やっぱり死というものはデリケートなんだ。それはゲームと仮想世界の混同というより、人として越えられない、越えたくない一線なのだろう、例えゲームといえど。そういう人たちは倫理観がしっかりとしてると言える。それにリアルでも狩りするってイメージ悪いし。西洋ではスポーツで動物を狩るし。まぁゲームで人殺しまくってるからリアルで人殺すなんて馬鹿げた人はそういないけど。

  逆にモンハンでの屠殺を嫌がるというのは、普段何かを殺して食べているという意識が薄いのかもしれない。食卓に並べられる食べ物たちは少し前生きていて、殺す役割を受けている人たちが殺しているから市場に流通し、手に取り口に入れる事が出来ているのだ。誰かが殺しているから食べられているという事実。自分は手を汚さず済んでいるだけ。現代の資本主義ではそれが当たり前になってるけど、その方が幾分も卑怯というか、手を汚してないのに食事する資格はあるのかって思うのだ。きっと昔なら、狩りを出来ない人間は食べる事なんて出気なかったし淘汰されていたと思う。殺さなければ生きていけないという事実。そこから目を逸らしてはいけない。殺したから感謝して召し上らなければならない。

  モンハンは実はそういうゲームなのだ。草食竜を殺すのも食べる為に。村を襲うモンスターも殺す。素材を剥ぎ取るのは更に強い武器にするというゲーム的意味合い以外に殺したモンスターの体もまた何かに使う、無意味な殺生とは違うんじゃないかと思う。4で団長が草食竜を殺したとき感謝しながら使うと言ってたのを思い出す。あの時なんか悟った気がした。リアルで屠殺しないで済んでるのはしてくれる人がいるからだし、仮に自分が殺したとしてもその死を無駄にしなければいい。生きるってそういう事だ。何かを殺して命を頂きながら生きている。だから、命は尊い。だから頂いた命を剥ぎ取り使わせて貰う、そういうゲームで、闇雲に殺して回ってるんじゃないんだと気付きたから、思えたからモンハンを次のステップへ進める事が出来たし続ける事が出来た。そう解釈し意味を見出す事が出来た。モンハンは決して面白半分にモンスターを殺戮するだけのゲームじゃない。キャッチコピーは軽いけど。因みにあの世界はギルドが管理してて無意味な殺生は禁止されているという設定もあるのだ。とは言え無意味に殺すような依頼がかなりあるのも事実ではある。しかしそれ言ったらポケモンだって野生のポケモン勝手に捉えてバトルしてるんだから…。


モンスターハンタークロス

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