老人なんか糞食らえ
あたしは美しいものが好きだ。いや、人間は皆きっとそうだ。もっと言えば、美しいものというより、美しさを見出せるものが好きなんだと思う。
それは空であったり、風であったり、山であったり、海であったり、色であったり、木々のざわめきであったり、匂いであったり。人ならば美しい可愛い女の子、整った顔の男の子。性格が良ければ尚良し。それと気品と知性のある声と話し方や姿勢。そういったものを持つ人が好きだ。
でも美しいと思えないものがある。その一つが老いだ。刻まれた皺は美しいとか、彼氏が幾ら年老いても君は美しいよと言ってくれたとしても、あたしはそれを愛せない気がする。年老いた老夫婦が手を取って歩く姿は確かに美しいけど。あたしの知ってる限りの範囲に、魅力的な歳の重ね方をしてる人はいない。歳を重ねれば重ねるほど頑固で固く、意固地で打算的でいやらしく狡猾…になっていく気がする。そういう人間しかいない気がする。こうなりたいって思える見本がいない。だから歳はとりたくないと感じる。
あたしが唯一美しいと思えた老人は、去年亡くなった心の優しいうちのおばあちゃんと、ヘレンミレンぐらいだ。何処に行っても自分の事しか考えてない愚痴愚痴煩い老人ばかりで、だからあたしはそうなりたくない。歳を取りたいなんて絶対思えない。素敵な人がいれば見本にしたいのに。
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