廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

グレイブエンカウンターズ2


  グレイブエンカウンターズ2を観た。最近はアクション、ホラー、感動系、コメディ、サスペンスとバランスよく映画を借りるのだけど、だいたいホラーから観る。怖いからだ。でも他のを見終われないのでまたホラーからになってホラー祭りになる。

  グレイブエンカウンターズ2の感想は思った通り。他の続編と同じ末路を辿る。たいしたアイディアもなく、革新的な何かがあるわけでもなく、前作を上回るストーリーというわけでもなく。金が入り頼まれて作られた続編てのはこんなもんだだいたい。もともとの期待値が高くなかった為ガッカリ感も裏切られた感も全くない。

  だいたい招かれた主人公はもう正気を失って取り憑かれてるし、あんなのに着いて行くとロクな事にはならない。だいたい危険と言われてる場所に行く事で既に死亡フラグが立ってる。でもホラーはそうやって展開してくので仕方ない。そう、ホラー嫌いな人はそういう所突っ込んで来るしなー。でもね、このお約束が面白いんだよなぁー!あーやっぱりねー!死亡フラグ立ったなぁとか、予想しながら観る面白さもあるし、ダチョウ倶楽部と同じなんだよねー。くるぞくるぞー!やっぱりね!というセオリー。これがないとホラーとしては物足りなくもある。

死の番人からメッセージが届いたからって全く知らない人間だし、コンタクトをとるのもリスキーだ。そこにホイホイ行ってしまうのも現実味に欠ける。だいたい幽霊なのにあの機動力はなんなのか。面白かった点について話せば、脱出出来た!ホテルに帰って荷物をまとめて、エレベーターでチーン!また病院かよ!ってシーン。これは面白いので他の映画でも使えるんじゃないかなと思う。前作出演してた人が登場したのも面白い。

  設定として1時間が1年とかだったら、面白いなぁと思う。もしかしたらそういう設定なのかな。ショーンの人はなかなか演技が上手かった。結局主人公はヒロインをぶっ殺して脱出出来た。ホラー系主人公の中ではなかなかのゲス振りではあるが、なりふり構わない感はあったし、他のホラーだとだいたい倫理的な所や人として生きることを望み諦めた者はやっぱり死ぬ。そして仲間を蹴落とした奴も死ぬわけだ。アレックスは生き残り映画を公開した。フィクションというていで公開して、実際フィクションではあるのだけど、実話的な感じで濁して終わらせたのも良かった。こういう終わり方は嫌いでないのだ。しかし全体がチープではあったなぁと思う。恐怖の仕掛けも、CGも。二作目になると大掛かりになり過ぎて。今回はあの若手監督のインタビューはなかった。設定上は本当の監督でないしね。細かい所は面白い所もあるのに。

  でもホラーはこの位で丁度良いのだ。怖すぎてトラウマになっても困るし。お菓子食べながらツッコミながら見て、現実に帰ってきて、あー怖かった。この映画の世界でなくてラッキー、次何見ようかな〜とかで良いんじゃないかなと。現実に少しスパイスが効けば良いんじゃないかなと。そういう意味で楽しめたので人を楽しませたり怖がらせられればホラー映画ってのはそれで良いんじゃないかなと思う。映画として面白いかは別。でもどんなにつまらん映画でも楽しんだ者勝ち。何でもそうだよね。ホラーはそういう要素が多いから楽しめるあたしは幸せなのだ。あーホラーたくさん観たくなってきた!

グレイヴ・エンカウンターズ2【DVD】

グレイヴ・エンカウンターズ2【DVD】