廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

秋の映画祭り


  久しぶりに映画観た。今日はグレイブエンカウンターズ。

  ネタバレするなら番組制作陣が廃精神病院で恐怖にエンカウントするモキュメント映画。

  ランス役は最後までサシャを守り続けたしなかなか男前です。ホラー的映像は多くはないけど、終わりのない感じがして緊張して疲れる。観客を怖がらせたなら映画として成功だろうと思うけど。中身はパラノーマルに劣る気も。パラノーマルからモキュメントが再び流行り始めた。ブレアウィッチはモキュメントに火をつけたと思ったけどそうでもなかったなぁ。モキュメントの良いところは、リアリティ。そして見てるこっちも疲れてくる。ただ、エンカウントするのは良いんだけど、天井から手が!とか血のバスタブから女が出てきて引きずりこまれたらいなくなってた!とかは色々リアリティがないし、作り物感がすごい。個人的にはモキュメントにするならリアリティのある怪現象が1番怖いと思う。日常にも潜んでそうな恐怖が。

  移動しようとして入り口が実は別の廊下に繋がってて出られなくなったとかはなかなか面白かったと思う。異次元に通じてしまったのかと。現実世界ではあのスタッフ達が失踪したのはどうなっていたのかなんて話もあれば面白いと思う。

  制作陣のインタビューや制作秘話が特典であった。あの廃精神病院自体は本物で良くロケ地にもなってるとか。そして似たような怪談は存在する。しかし監督2人がメチャチャラそうで、頭悪そうだった。

グレイヴ・エンカウンターズ【DVD】

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  もう1本はアンジェラ。リュックベッソンの素敵なヨーロッパ映画ではなく、ロシアの方の映画。マフィアのボスに人質にされているアンジェラは、部下のユージンを誑かし、マフィアの壊滅を狙うという話。初めてのロシア映画にドキドキ。ロシア人の生活や建物が見られて楽しい。アンジェラも可愛い。しかしストーリーは特に面白くはない。よくありそうな話。

  アンジェラはエイリアンと呼ばれているが、あの映画のエイリアンからきてる。人に寄生して生きるという意味だ。パッケージにはさもバイオレンスアクション風に書いてあった気がして、ソルトとかニキータとかそんなのを想像してたんだけど、確かにエイリアンだった。アンジェラ自体はアクションが出来るとかそういう描写はない。ただ、その名の通り男をたぶらかし、操る。そしてのし上がる。アンジェラ、髪の毛染める前の方が可愛かったかも。最初からアンジェラに計画があって、ユージンに寄生し、ユージンにやらせるつもりだったんだろう。優しそうで意気地なしで、激昂しない、知恵のない従順で子どもなユージン。方や操り辛いビーフ?と徹底的に対立する事でユージンと行動し易くして取り込んだのだろう。それにビーフは確かに頭悪いし、激昂し易い。しかしマフィアのボスはヤクのやり過ぎで今にもお陀仏しそうなんだけど…。取り立てて面白い映画ではないけど、選んだ映画でクソみたいなのも偶にはある。それにこの映画より酷い映画を知ってるので腹も立たなかった。バーティカルリミットやデイアフタートゥモロー、プロメテウス、お前らだよっ!