廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

原爆資料館


  旅行2日目。翌朝起きるとバイキングに向かった。ホテルの朝食は非常に美味しかった。和洋のバイキング。朝なので好きなものだけ取り分ける。特に美味しかったのはお味噌汁と煮物だ。昨日食べた居酒屋のお味噌汁もとてもとても美味しかった。最終日に食べたうどんも滅茶苦茶美味しかった。お土産屋に行ったらあご出汁がたくさん売ってたのであご出汁が入ってるのかもしれない。

  準備を済ませると出掛けた。あたし達は今日これから行く場所の為にワザワザ長崎を訪れたのだ。市内まででて、ある事務所に向かう。この旅行の目的。それは軍艦島クルーズだ。受付を済ませ、午後の便で出発するので、原爆資料館へ向かった。

  軍艦島は長崎にある廃墟だ。とても美しく、廃墟好きのあたしには絶対に行っておきたい場所だった。老朽化が酷く、もうすぐ上陸出来なくなると噂を聞いて、ついに念願の軍艦島へ行く事にした。きっと行かないと後で後悔すると思ったからだ。

  先に原爆資料館へ行った。長崎に来たなら一度は訪れないと行けないと思っていた場所である。資料館は綺麗だった。中へ入ると、原爆で破損した品々が展示されている。その次のコーナーは原爆が落とされるまでの流れ、そして恐らく人々が寄贈した被曝したものの数々、原爆の恐ろしさや被害が分かり易く展示されていて、被曝した人達の証言、最後に世界の原爆の始まりや現在の状況等が展示されていた。

  資料館で衝撃だったのはやはり寄贈された被曝したものの数々だった。熱風で溶けてしまった瓶や、投下された時刻で止まった時計、余りの熱で、骨と瓶が一体化したものもあった。原爆がどんな影響を及ぼしたのかもとても分かり易かった。少し前に集団的自衛権が行使容認された。日本の政治はウヨク、サヨクで語れる程単純ではない。でも中国の脅威を思えば、そうせざる得ない。戦争は間違っていても、近隣に危険な国があったら、武器を持たざるを得ない。核を持たない世界は理想だけど、それを掲げ続ける必要がある。今は未だ武力なくして安全を維持できないけど、いつか…。本当は戦争になる前になんとか出来れば良いのだけど。

  時間が余りなかったのでサクサクと見たけど暗澹たる気持ちになった。