廃園跡地

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アメリカンラプソディ


  アメリカンラプソディを観た。泣きたい人にオススメの家族映画。以外ネタバレ有り。














  第二次大戦中、ハンガリーから自由の国アメリカへ亡命した一家。しかし次女のジュシーだけが幼過ぎて亡命出来なかった。里親に育てられたジュシーは、親の強い希望がたち、やっとアメリカへ行けるのだが…。

  幼い頃のジュシーちゃんが天使です。アメリカに来たは良いものの、ハンガリーに残した里親こそが自分の親であると信じ、悲しみや孤独を募らせるジュシー。寄り添うようなお父さんが素晴らしい。また里親のお父さん、お母さんの素朴さが泣かせる。数年後成長したジュシーは立派な反抗期に。ジュシー成長し過ぎっしょ。天使を返せ。

  最初のシーンから取り乱す母親だと思ってたけど、反抗期に鍵をかけて軟禁するとか、やっぱりこのお母さん…って感じで、ジュシー、はよハンガリーに帰りな!とか思ってるのだけど

  ハンガリーに来たジュシーが目にしたのは、ハンガリーの厳しい生活だった。愛しい里親に再開出来たが、そこは全てがアメリカと違った。物が足りず、配給を待ち、貧しい人々。祖母を訪ねたジュシーは、母親の悲しい過去を明かす。祖父は酔ったロシア兵に殺されたと。子を守る為、ジュシーの母親は亡命を決めたのだった。そして母親の愛を知るのだった。

  この映画を観て、ジュシーの母親の狂乱ぶりでハンガリーに帰るのかなと思ってたけど、国に翻弄された人々の物語であった。愛する里親がいるけど、貧しく自由ではないハンガリーと、馴染めないけど自由の国アメリカに板挟みになるジュシー。なら最初からもうハンガリーでずっと育ってれば、そんなこと分からなくて済んだかもしれないよなぁとか思いながら。結局ジュシーは、アメリカを選ぶ。命に代えても助けてくれた祖母の愛を受けて、アメリカで幸せになることを決めるのであった。ラストの空港のシーンでやっと、一家が一つになれたのでした。

  しかし泣いた。疲れるので立て続けにこういう映画は観られない。次はホラーですよ。つかジュシー役の子…スカーレットヨハンソン様だったのか…言われれば…。

アメリカン・ラプソディ [DVD]

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