セクハラヤジの本当の所。本質は何か。

  セクハラヤジの件。塩村議員が、恋のから騒ぎに出てて、素行が悪かったとか、元々不倫疑惑も出てたようだしとかで、

塩村文夏さんに同情して後悔してる方々がいるらしい。

  うーん。それに後悔って結局セクハラ云々騒いでた人たち…セクハラ関係なく祭りに乗ってただけじゃない。それがまる分かりじゃない。結局セクハラを重く受け止めてる人自体少なくて、祭りに参加してる人ばかりなのが残念だ。

  祭りに参加して、しかも匿名で叩いて、今度は被害を受けた方に落ち度があるとか、結局誰かを叩きたいだけじゃないよ。

  あたしはあのセクハラヤジは、塩村云々関係なくショックを受けた。自分の身に起きた事の様に、そして過去そういう事があったと錯覚する程に。男性からああいう言葉をぶつけられるっていうのは珍しくなかったりもする。だから他人事とは思えなかった。

  塩村さんの素行は悪いかもしれないけど、それはテレビのキャラかもしれないし、バラエティーの発言を信じちゃってる人って結構居るんだなぁとも思った。もしかしたら台本かもしれないし、いや本人の体験談だったにせよ、セクハラヤジとは別にして考えるべきなんじゃないの？

塩村さんがセクハラ受けたというより、都議会であんな低レベルなセクハラヤジをしてる、って事の方が問題なんじゃないの？塩村なんかどうだっていいんだよ。

  同じ女なら理解出来ると思うんだ。馬鹿な女は嫌いだ。合コンに出掛けて、睡眠薬入りの酒を飲まされ昏倒しレイプされたりする様な危機意識もリスク管理も出来ない様なない様な女は。同じ女として食い物にされるのを待ってる様な女は。だけど、女が困ってたら多分手を差し伸べると思う。それはあたしが困ってて、女性なら理解出来る部分があるんじゃないかって他人に期待できるのと多分同じ。同じ様に生理の煩わしさや、生きづらさ、性犯罪への怒りと憎しみと恐怖、女であるが故にそういうものを体験しているであろうから、そう思える。

  友達が少ないあたしでも、女と話すのを退屈に思ってるあたしでも、女として困ってる子がいたら助けると思う。女の団結力はすごい。良くも悪くも。それは多分、弱いから。弱いから集まるのかな。そんな話を時々職場の先輩と話したり。

  女って、容姿だけがほぼ判断基準になって、辛い。ブスはどうやって生きれば良いんだよってずっと思ってたし。そういう辛さとか、何で女ばかり生理があるんだろうとか、イライラとか、お腹の痛みとか、下着も化粧品も高いし、でもそれに投資していかないと、すぐ劣化してしまうし。女の価値は若さや美しさだけみたいな所があって苦しかったり。

  道を歩いていて、正面から来た男は必ずあたしの顔を見たり。何で何でもない時まですぐ、顔面レベルをチェックされてるみたいで不愉快だったり。そういう生き物だと分かっていても、この不快感や根底にあるちょっとした恐怖。自意識過剰だと言われても、そういうアンテナはってないと、犯罪になんて巻き込まれたくないから。そう過敏になってないと。だって力では敵わないとよく分かってるし。弱い生き物は、周りを観察して危険から離れないと生きられない。女ってそういう虚しい生き物なんだとたまに思ったり悔しい思いしたり。無下に扱われて、女の感情なんて無視されたり、女って悔しいって思う事はたくさんあったし、たくさんある。でも人を無下に扱える人間になってしまうくらいなら、あたしは女で良かったと思う。

話はめちゃズレてしまったけど、だから今回セクハラヤジを受けたのは塩村だけじゃなくて、同じ悔しさを知ってる女全員に対する暴言だって思うよ、あれは。