廃園跡地

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セクハラヤジの件


  18日の都議会で、妊娠、出産、不妊に悩む女性への支援を呼びかけた塩村文夏議員にセクハラヤジが飛んだ。
  • お前が早く結婚すればいい
  • 産めないのか
というものらしい。テレビでも見た。このニュースを見た時の率直な感想は、同じ女性として、悔しいという気持ちだった。

  やっぱり日本はおっさん社会だ。塩村さんが若い女だからこんな言葉が飛び交ったのだろう。これが田中眞紀子だったら誰もこんな事言わないだろうし。

  こういう事を言える神経を疑う。こういうものは録画されてるし、それが公になれば絶対に問題になるはずで、そう言った事もわからない浅はかさ。こうヤジってる人にも母親や妻や娘がいるはずで、その人達が同じ仕打ちを受けても笑ってられるのだろうか。ヤジを言った鈴木という議員は後になって謝罪会見をした。謝罪を言うタイミングを逃したと会見でしきりに言ってたけど、何の事はない。議員生命が絶たれるのが怖くて、ビビッてたのだろう。それにこんな大事になるなんてと思っていたに違いない。周りで笑ってた他の人も同罪な気がするけれど。



  この問題に関し色んなニュースやらブログを見た。こんな恥ずかしいニュースが海外で報道されてしまった。でも日本がいかに酷いかわかってもらえて良かったとも思う。

  塩村さんも本当はこれを言われた瞬間に強く抗議すべきだった。実際それを言える性格な筈だし。後から涙声になったり、Twitterで呟いたりしたのを見ると、どうも強かな人の様だ。世論を味方にした方が徳だし、下手に抗議するより、泣いてしおらしくした方が世論が味方してくれる。

  普段女性差別を見かけても多分直接庇う人は多くないだろうし、今回も祭りに乗じて匿名で叩いて騒いで盛り上がってるだけなのだろうけど、こうして火をつけたとすれば上手いやり方であったろう。しかし議員としてはどうだろうか。これから女性が活躍する場を作っていくのであれば強く抗議する方が良かったんじゃないのかと思う。そういうヤジが、一般企業ではあり得ない事だと、強く糾弾し、そういう考えだから女性が活躍出来ないのだと言えば良かったんじゃないかと。泣いて後からネットでチクるみたいなやり方だと、小さな女の子と変わらない気がする。自分が正しくとも味方をつけなければ、何も出来ない女の子だ。


  様々なブログの中でちょっと面白い考察だと思ったのは、極東ブログさんの、塩村文夏都議議員へのヤジ・セクハラ問題、雑感だ。

  このセクハラが何故行われたかを推理している。全く知らなかったけど、塩村さんには不倫疑惑があったらしく、それに対しての、不倫なんかしてないで結婚したらどうだ、という意味合いだったのではないか、という推察だ。納得してしまった。だとしても下らないヤジだ。ヤジがあると議論の活性化に繋がるだとかなんだとかどっかで見たけど、兎に角下らない。

  塩村さんの人格を否定するブログもあったけど、本人の不倫と今回のセクハラは関係ない。謝罪したって結局心の底でそういう事を思ってるおっさんは多そうだ。