生活保護とセクハラ

  すごく眠い。眠いけど、ぎっくり背中というやつになったらしく、痛くて眠れない。

  今日生活保護を申請に来た女性に役所の職員がセクハラで、免職って事件を見た。そういう事はやはり結構あるようで、生活保護を迫って身体の関係に持ち込もうというのはすぐ想像がついた。立場の弱い人間を好き勝手にするのは、本当胸糞が悪い。特に女だからと、そういうものを迫られるのは。

  しかし内容を読み進めて行くうちに、違和感を覚えた。確かに生活保護の申請で身体の関係を求めるケースはあるだろうけど、今回のは職員に

まだ売れるものがある、ソープに行け。子どもを育てたいなら誠意を見せろ。みたいな事を言われたらしい。

  露骨にそう言うのは確かにセクハラに値する。それを受けその記事の筆者は、そんな屈辱を受けるならと生活保護を諦めた女性は多いと記載がある。実際の声なのか分からないけど…それもなんかしっくりこない。あたしは、子どもを育てる為に風俗で働く女性を尊敬する。上記の様な書き方は風俗で働く女性に配慮されたものと言えるか。確かに胸張って言えるような仕事だとは多くの人は思えないだろうが、仕事は仕事なのだ。

  残念ながら今の日本で、貧困にあえぐ女性が充分に食べていける仕事は水商売しかない。だからこそそうしてでも子どもを育てるお母さんは偉大だと思う。そして子どもを育てないなら矢張り何処かで何かを捨てなくてはならない。そうしているお母さんもいるのだから。かといって生活保護が申請されない事を良いとも思わない。求める人、必要な人に渡らなければならない。またそういうケースがあるのであれば、法律を調べて行く事だ。或いは会話を録音するか。申請する方も多少は勉強しなければならない。