廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

待合室で泣く。


  また何かしらの下半身の病気になったらしく、行きつけの産婦人科も休診だった為、家から近い所に行ったは良いが、3時間前の患者の診察も終わってない始末。来なきゃ良かった。

  こうして見てると老害共が物凄い早さで増えてるだけで、クソガキ共もこの穢れた世界に産み落とされてるワケで。それがわかるくらい待合室は混み合っていた。異世界に来たのかって位混み合っていた。

  産婦人科なのでエコー写真を見てる女性もいる。それは当たり前なのに、これ見よがしにって思ってる自分がいる。そりゃあ妊婦が電車で席譲って貰えない事もあるだろうなぁ。やっぱり他人のシアワセを女は耐えられないのかもしれない。だってあたしは妊娠なんて目出度い事で来てるワケじゃないし。意味不明な下半身の病気で来てるんだし。彼の姉がチラつく。はちがつしゅっさん。世の中には、こんな当たり前に思える幸せにありつけない女もたくさんいる。最早この幸せ自体がレアになりつつあるのに。いつまで、これが幸せって幻想を押し付けられ続けるのだろう。でも女の幸せはやっぱり、とババア共はかく語る。

  結婚や出産にありついていない自分が欠陥品の様に感じられる。間違ってると分かってるのに。ベッドの上で裸になった時、やっと女になれたのに。女になってしまったが故に、欠陥品である事を思い知る。色んな理由があって婚期を逃しかけているワケだけど、お前のせいだと彼氏の首を絞めたい気分だ。じゃあそれだけが女の幸せだったとしたら、お見合いでもして早く結婚すれば良かったのかもしれないけど、途中で浮気やら離婚やら起きたら意味がなくて、結局ちゃんとした幸せを維持するためにはしっかりした土台から建てなきゃならない。人生どうなるかなんてもうわかんないんだよね、どうしようもない。

  でも自分がその欠陥品であると思えば思う程子宮なんかグズグズに溶けてまんこから出て来ちゃえば良いのにと思う。彼氏にそう話したら本当にそう思ってるのって多分残念な気持ちで聞いたのだろうけど、そう思いたくもなる時があるんだよ!男のお前には一生わからんだろーがなっ!!イライラしてくる。人の青春奪っといてクチばかり愛してる。

  子どもも授かる事が出来ないどころか、その段階にまで達さないなら、子宮なんか女性ホルモン分泌する為にしか存在してないんだから、摘出しちまいたい。


  女に生まれて良いことなんてなんかあるんだろうか。美しくもない自分に。