日常の非日常

  会社の人と飲みに行った。皆最初は酒が入ってないから遠慮がちだった。一軒目の焼肉はめちゃくちゃ美味しかったけど。あたしはひたすら肉をつついてた。美味しくて止まらなかった。その後カラオケに行ったのだけど、先輩達は既に出来上がってた。兎に角強い酒を飲みまくってて、強い。2人はそうでないと否定しても、イイカンジだ。

  カラオケに行き歌う。先輩達以外は大人しい組なので、先輩達のやりとりが盛り上がらせた。そのうちホルモンがかかってから、ヘドバンしてしまい、皆酒が入ってるから笑ってたけど、普通なら引いてるとオモウ。あたしは酒が弱いので、2杯目だったけど、ヘドバンしたらぐるぐるして酒が回った気がした。そこからテンションが止まらなくなり、チャラヘッチャラとペガサス幻想、残酷な天使のテーゼと続くアニソン。先輩達以外はアニヲタなので盛り上がる。その辺で時間となったので抜けたけど、人と飲んで楽しいと感じたのは初めてだったと思う。

  これも2人の先輩が居たからだ。テンションが下がらなくなってしまった。そのあと彼氏の仕事が終わるの待ってまたカラオケ行ったのだけど。朝帰って来て寝た。目覚める迄は疲れ知らずのハイテンションで、あたしには珍しい事だ。あたしはだいたいいつも疲れてるしテンション低いから。

  今朝目覚めた時、酒は残ってなかった。量よりペースなのかな。そういやいつもと違って顔色変わらなかったし。でも昨日が思い出されて、急激に恥ずかしくなる。ああっ！ってなる。酒飲みは多分こういう事を考えるのだろうか。あたしは初めてで困った。酒の力ってコワイね。あのハイテンションなあたしが恥ずかしい。そして職場でテンション低いという。

  お酒を飲んでテンション上げて盛り上げられる人はいつも呼ばれる。飲んで面白い人は。羨ましいなぁ。そうなりたい。そういう人には人脈も出来ていくわけだし。そして酒飲みが人に迷惑をかけてしまう理由もわかった。気持ち良く飲んでぐちゃぐちゃしてるから、酒飲みには絡んじゃいけないなって思う。