接客の基本は触らぬ神に祟りなし

  今日店長にラーメンを奢って貰った。店長は移動してしまうかもしれない。思い出づくりなのか、奢ってくれた。今の店長が移動したら、あたしもここを続けるかはわからん。区切りとして辞めるかもしれない。

  今の店長とは仲良しだし、信頼出来る人だと思う。人柄も悪くない。単純だけど、考えてる人だし、考え方も似てる。残念ながら人気があるとは言えないけど。

  折角奢ってくれたラーメンの思ひ出も、あたしの脆弱な記憶力では忘れてしまうかもしれない。何でもそうだ。何でも忘れてしまうの。そして顔を合わせなくなると、どんな話をしたとか、どんな風に話してたとかも全て忘れてしまう。次に会う時には、全く知らぬ人になってしまってるのだから厄介だ。

  今朝お客と揉めてしまった。酔っ払いだった。あたしは酔っ払いが大嫌いだ。ほろ酔いなら良いけど、基本薬物でもやったかのように支離滅裂だ。酔ってるから何しても許されるって態度が嫌い。酔ってるから、人に失礼しても許されるワケがない。酔ってるからを理由に、大目に見る理由が分からない。酒に飲まれる人は自己管理出来ない人だ。何で日本人は品なく酔っ払うんだろう。勿論どこの国でもそういう人はいるだろうけど。上品に飲むことを覚えて欲しいと思う。

  お客と揉めて、改めて分かった。正直モラルのない人はたくさんいる。絡むとロクな事が起きない。やっぱり速やかにお引き取り願うのが1番だ。酔ってるなら尚更、言葉なんか通じない。触らぬ神に祟りなし。腹立たしくとも、我慢する。だって揉めた後の方がもっと腹立たしくなるから。あたしのただでさえ少ない記憶の容量が無駄な人間に奪われてしまうし。嫌なことあったら、帰ってだらだらするに限る。