大好きな漫画。

  昔から好きな漫画があって、完結してしまったその漫画はまた連載が開始されたらしい事を、バスの中でそのコミックを読んでいる人を通じて知った。なので漫画喫茶行ったついでに読んでみた。

  グルグル。魔法陣グルグル。好きな人は別れるらしいんだけど、あたしはこの漫画大好き。子どもの頃ワクワクして見た記憶がある。

  読んでみたら懐かしいのなんのって。衛藤ヒロユキって独特の物語を描く。描き込まれてる絵も勿論好きなんだけど、その内容が物凄い下らなくて、そういう中に気づかされるものとかあったり、何よりクサい。クレしんの野原ヒロシの足位多分クサい。ギップルが叫んでるのがわかる位クサい。直視出来ない位クサい。クサくて、目を背けてしまう位、純粋な気がする。子どもぽいというか。本当世界観が衛藤ヒロユキ！って感じで。なんというか…特にククリはクサい。不思議ちゃんなのかな。でもストレートで。

  子どもの頃の気持ちに近いものを思い出させる。本当に何も知らなくて何の鎧も着ていない頃の自分。恥ずかしい姿だけど。でも凄いのは、終わって結構経つのに、絵以外は殆ど変わってない衛藤ヒロユキワールドが其処にあったって事だ。

  ああいう内容描けるのは、多分ヒロユキさんも結構不思議ちゃんなんじゃないかとか思う。そういう子どもの無邪気さみたいのが滲み出てるし。そしてそれが変わらず数年後にまた同じワールドを描けるって事は、ヒロユキさんも変わらずそのままであって、その純粋さをずっと持っていられるって凄い事だと思う。まぁ物語の8割位はギャグなんだけど。

  このギャグがあたしは嫌いでなくて、彼氏も似たものが好きだから見せてあげたんだけど、反応薄かったなぁ。どうもグルグルだけはよくわからないらしい。ちぇっ。とりあえずお部屋片付けたら、綺麗な全巻を揃え直したいな。そして早く新刊出ろー。次の旅の行方が楽しみだなぁー。

魔法陣グルグル2 (2) (ガンガンコミックスONLINE)