廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

崩壊5ビョウマエ

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  色々弱ってる時は全てが悪く思える。弱ってたり、キャパを超えてしまった時は。

職場ではまるで、誰も味方がいない様な錯覚に陥った。いや寧ろ最初から味方なんか居なかったに違いない。あたしが簡単に心許してしまっていただけだ。

気紛れな、人の行動に苛々する。一貫性のない。そしてその人間は周りを扇動する。普段は考えない事なのに、どれだけやっても、仕事しても認められていない気がする。仕事はそういうものではない。勿論人に認めて貰えればモチベーションも上がるだろうが、自分の為に出来ない行動は、褒美がなければいつか虚無になる。だからあたしは自分の誇りの為に働く。誰の為でもないし、認められたいとも思ってない。いや偽りもある、認められたいとは思っている。しかしそれを餌に仕事をしているわけではない。

人の為に、人の為にしか行動出来ない人間は、尊敬するが好きにはなれない。その恩着せがましさを。聞きたくもない。

信頼しかけていた人間もいた。でも今は疲れているせいか、抱いていた感情の相手がペラペラの紙の様に思える。


少し前に言い聞かせた筈だ。人に与えよと。そしたら少しホッとした。分かり切っていたはずだ。人間は、良くも悪くもないし、その時々一貫性なく生きている。親切にすればとりあえず親切を返してくる。それは素晴らしい事だ。

あたしは考える。未だに。必要ない人間だから、誰もあたしを必要とはしない。今まで作り上げてきたと思ったものが、音をたてて崩れる。そうよく考えたらあたしを必要としている人間なんていない。不要だから愛されない、と。未だに思う。でも本当はそこを冷静に見つめなければすぐチャーチルに張り付いてた黒い犬に取り込まれる。


冷静に見つめてわかってる筈だ。自分から交わらない人間のどこが、何故誰かが必要とする人間になれるだろうか。でもあたしはもう人に拒絶されたくはないから、誰かと必要以上に交わろうとも思えない。楽しい事なのかもしれないけれど。


未熟で腐りかけたトマトの様な心に、ずかずかと踏み入って欲しくはない。本当は誰かに必要とされたいのに。きっと同じ事を考えている人は地球上にたくさんいる筈なのに。だから人間は群がるんだ。


でも必要か不要か、人は自分に何かをしてくれる人を必要とするんだと、そう考えると結局、ギブアンドテイクだと考えると、ギブを失ったらテイクも失って、じゃあ愛ってなんだって思って。やっぱり信じられない。だってあたしを愛する人がいる?そんな事、ありえない気がして。



冷静になる為に、彼氏の事を考える。こんな心情を吐露したら多分悲しそうな顔をする。何処へ行こうと、例えば吹雪く北国に居ようと、彼は見つけ出し愛してくれると確信しているのに、彼を信じる事は出来ても、不確かな愛を信じる事が出来ているかは不安だ。


別にあたしは独りではない。彼氏もいるし、彼氏の家族、彼のお母さんや、お姉さんもあたしを気に入ってくれている。それは分かってる。こういう時に遊びに行けば温かく迎えてくれて、そして息が出来て、あたしは生きてるのを知ることが出来る。

自分の家族に、もう頼りたくはない。母親は信頼出来る人間だけど、愛を乞うつもりはない。家族だと認めたくは。


結局職場で合わせている顔も飾りだと知る。感情移入してはいけない。如何なる人間にも。しかし与える事は必要だ。与えて頂ければ嬉しい事もあるかもしれない。でも気紛れだ。何度も傷ついてる筈だ。上辺だけなぞって、笑って、きっとその戯れが好きなのだろう。そこに本質はない。本心も。勿論全てさらすは不要だけど。交わりがあろうと人は重いものを背負いたがらない。恐らく自分の事で手一杯だ。あたしも。人と交わらない、言葉も交わさぬ人間なら尚の事。誰も受け止めたがらないし、受け止められない。ずっとずっと、愛されずに生きてきたひび割れた唇の様な心を。


あたしは彼氏に話せなかった。聞いてくれる気がしなかったのかなんなのか、わからないけど
彼を除いたらあたしには、あたしの大切な人間は、話す相手は他にはいない。探せば幾人か影を過るけど、傷つく事も想像出来る。そう思ったらあたしは本当に地上で独りぼっちだと思ったけど

英語が話せたら英語圏の人と知り合いになれるかもしれないね。地上で人類が滅びたわけではないのだから。



好きなもの、物語。それを読んで、見て、ドキドキして生きてきたけど、最近は疲れてる。だから楽しめず、息詰まってる。また苦しい気持ちが再発しないように、また壊れてしまわぬ様に、思案する。


幾ら相談した所で、カウンセラーだって赤の他人なのだ。あたしを愛してくれはしない、話を聞いてはくれても。


夕陽の中、中央線がホームに勢いよく滑り込んで、風が舞い起きて、あたしは想像する。たまには何処かへ行こうか。海。知ってる海岸は余りないから、由比ヶ浜へ行こうか。否、もっと、二度と帰れない程遠い遠い所へ行きたい。