廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

誰よりも自由で不自由

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  折角の連休なのに体調を崩した。遊園地でも行こうかと思ったのに。早めに病院へ行ったので2日目には熱も下がり、近所へ買い物に出掛けた。

  桜は葉桜も混ざっていたけど綺麗だ。春とは思えない強い日差しだが、夜になれば寒くなる。帰り道、2人の中学生の女の子を見かけた。その2人を見てあたしは何故か自分の中学生の頃を思い出した。



  何にも縛られず自由なはずの子ども時代、あたしにはとても不自由だった。制服はまだ支配されている証に思えた。

  うちは親が過保護で過干渉で、何をするのでも監視されてる気がしていた。あたし自身も親に飼い慣らされた良い子であったし、思い切り悪い事をしてみたいという衝動さえ生まれなかった。主体性もなく。

今考えれば、あたしは子どもの頃からやっぱり歪んでいたのだと思う。友達とも何かが違っていたし溶け込めなかった。ずっと依存先を探していた様に思う。人に依存し、嫌われた。自分を理解できる人間はいないと思っていたし、苦しかった。何故生きているか、生きるアテも、目標もやり甲斐も見出せなかった。ただ惰性で生き、いつか自分を大切にしてくれる誰かが現れるのを心待ちにしていたと思う。

自由に生きるには、呪縛から逃れるには、自立するにはやはり金が必要だと思う。あとは生き方を知る必要があった。今は自分で働けるし、自由に生きられてる。関わりたくない人間とは縁を切れてるし、でもあたしは独りじゃない。彼氏がいる。


あの頃、制服を着て、仕事する必要もなくて、多分誰にも縛られないであろう子ども時代、あたしはとても不自由で縛られていた。中学生を見てふと思い出した。