廃園跡地

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歯医者れぽ

 

  6月の半ばから奥歯が痛くて歯医者に行き、結構深い虫歯だと判明した。1軒目に行った歯医者は綺麗で駅前だったけど、予約が取りづらくて行くのをやめた。処置する時間は30分程度で、5〜6回は通わないといけないのに、予約が全然取れない。

 

  神経を抜くことになりそうなので、自分でも色々調べた。神経を抜いたら痛みもなく、虫歯で顎が溶けるらしいというのを聞いて恐怖。歯の神経は歯の中にあり、抜くと歯は折れやすくなる為、歯を削り神経を抜いた後は、虫歯菌を殺菌する詰め物して、虫歯菌を完全に除菌した後、歯が折れないように詰め物をする。それで完了と言われた。しかし調べると、神経を抜く際には唾液も入ってはならないから本来はラバーダム??なるもので唾液が入らないようにするらしいけど、保険が効かず高い上、日本の殆どの歯医者が使ってないとのこと。アメリカでは当たり前なのに、日本の歯医者の教科書が古過ぎると。神経を抜くにも細心のマイクロスコープを使わないとならないらしいのだけど、それもない歯医者もあるとか。

 

  なのでマイクロスコープがある歯医者を調べて、そこに通い始めた。そこの先生はちょっと変わった人で、ニヤニヤ笑いながら色々酷いことを言ってくる。でもその先生には信頼出来る部分があるから通ってる。先生から教わったのは、虫歯菌、歯周病の原因は親知らず、歯並びが悪いから汚れが残って病気になるという事。歯ブラシの寿命は1週間。1週間過ぎると雑菌だらけで使えない。という事。あたしが余りに歯に関心がないから知らないだけなのかわからないけど、特に歯ブラシの寿命は1週間というのが衝撃だった。ブラシがダメになったら取り替えるものかと思っていた。そんなの学校でやった講習でだって教えてもらえなかった気がする。だからこの先生を信じて通っている。先生は真面目にやるからついて来いと言った。苦手なタイプだけど頑張ろうと思った。

 

  通常虫歯の処置をする前に口内環境を正常化させたり、歯石を除去する。なので歯科衛生士さんが一生懸命歯石を除去してくれた。唾液検査なるものをして、口内細菌を映像で見せてくれたり、虫歯になるリスクや口内の状況を数値化して説明してくれた。その後とりあえず目に見える歯石を除去。歯周病になっていたので、歯周病検査で歯茎をつつかれたのが痛くて仕方なかった。金額はかなりして、歯医者ってお金がかかるんだなと思った。でも今までケアせずほっといたのだから仕方ない。

 

  歯石を一部除去されたので、歯に隙間が出来てツルツルとしていた。それを維持する為ちゃんと歯ブラシを週一で交換して、磨けてなかった部分を意識的に磨いた。2回目も主に歯石の除去で、これが色々大変だ。歯医者の30分程度の処置は短く、もっと長くやって早く終わらせてくれよと思ってたけど、実際毎回1時間口の中を弄られるのは、痛いのとか顎が疲れるのもあるけど、それ以上に、精神的ダメージが結構ある事がわかった。歯石の除去は思ってる以上に痛い。だから何回か分けなければならないと法的に決まってる事に納得した。

 

  前回より歯が磨けてたけど、新しい歯磨き方法を伝授された。突っつき磨きと言って、奥歯のキワや隙間にブラシを少し引っ掛けて掻き出す磨き方で、これが痛い。結構痛い。けど歯科衛生士さんの前で練習させられる。終わった後はまた歯石の除去。振動?で歯石を除去するのだけど、これの振動が頭に響いて、ドリルで骨を削られてる様に感じる振動だ。そしてシクシクとヂクヂクと痛くて、一瞬とはいえなかなか耐え難い痛みだ。でも汚れが落ちて、血が流れるのはなんだか快感だった。その後に細かい手作業で隙間の歯石を除去、研磨する様な機械で歯を磨かれた。歯を磨く手順としては、朝夜、糸ようじは寝る前に一回、まず糸ようじで隙間の汚れを除去、歯茎を刺激する様に歯を磨いて、奥歯の隙間の汚れを突っつき磨きで取り除いて終了。今まで歯磨きは1分程度だったけど、今では5分以上かかっている。いかに磨けてなかったのかわかった。

 

  歯科衛生士さんが1時間もかけて綺麗にしてくれたので、頑張って維持しようと思っている。帰り際にはどこが磨けてないのか、どうすれば良いのか、図が描かれた紙とアドバイスを書いて、歯科衛生士さんが渡してくれた。