廃園跡地

言いたい事を言いたいまま!

祖母の死


  どうでもいい話の後でアレだけど、今日祖母が亡くなった。つい先刻。あたしは仕事明けでグーグー寝てたワケだけど、起きて連絡見て吃驚。すぐ連絡したけど、今夜は立て込んでるし、翌朝来て欲しいと指示があった。今は家で待機してるけど、落ち着かず、じっとなんてしてらんない。

  祖母は菩薩様みたいな人だった。あたしもたくさん可愛がってもらったし、とても感謝してる。脳梗塞で入院していて、どの位だったろうか、2年ほどか。1度三途の河原を渡りかけた事があったらしい。痙攣が起きてから、伯父さんに感謝の言葉を述べて行かなきゃならないと言ったらしい。一命は取りとめたけど、そこからは会話も出来なくなってしまった。

  人の死はいつ決定するのだろう。医師が心配停止としてからとか、人の記憶から消えたらなんて話ではなく、体が自然と機能を止めてしまうからなのだろうか。体はそれを知っているんだろうか。そろそろ止まるなぁとか。もうすぐ来るかなぁとか。脳は知らなくとも、或いは知ってるかも知れないけど。そういうのが来て、死ぬという状態になるのだろうか。

  あたしは動揺していない。祖母は、90歳位だったし、いつそうなってもおかしくはなかったし。ちょっとぎっくり腰のお陰で会えなかったけど、3月旅行前に会ったし。あたしの知る数少ない身内の死は、どれも自然に訪れた。だからあたしは死を悪と感じない。悲しいかもまだ分からず、実感がわかない。自然の理に反して、苦しんで生き続けるならば、死は自然であり、救済に思える。苦しくなければ良い。それにきっとまた何処かで生まれ変わるのだろう。あたしはそうやって死後の世界や輪廻転生を信じてるから、納得してるのかもしれない。或いはまだ他人事みたいに傍観してるに過ぎないのかもしれないけど。

  千の風にじゃないけど、あの歌はとても素晴らしい。多分今夜昇っている月になったのだろう、髪を撫でる風になったのだろうと思う。