廃園跡地

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ホラー映画


  何故ホラー映画が好きなのか。問われて答えに窮した。好きならば、それなりの理由があるだろうけど、瞬時に答えられず、多分幾つも答えがあったのだと思う。

  ホラー映画には日常では出会えないものがたくさんある。幽霊や殺人鬼、恐怖。その刺激も好きだし、グロも好きだからだ。

  ホラー映画の良さがわからないと言われたけど、良さはたくさんある。シナリオ通りに怪異が訪れるのが納得いかないようであったけど、ホラー映画は必ずお約束やセオリーを踏襲してる。最早ダチョウ倶楽部なのだ。それを見るのが楽しい。

  それにどこで恐怖が起きるのか、どういう結末になるのか予想しながら見るとまた楽しい。一度ホッと息をつかせたら、絶対襲われるし、イチャつくカップルやビッチは真っ先に殺される。イチャつくカップルやビッチが殺されるのは、何故そういうお約束になったのかはわからない。けどきっとリア充は殺される運命なので、安心して楽しめる。
エログロだと、エロにもグロにも集中出来ないと言われたけど、それは何かわかる。おっぱい見れば良いのか、吹き出す血を見れば良いのか。


  ホラー映画は需要と供給、お互いが相思相愛に思える。例えば感動系の映画を見てても、裏切られる事はある。感動しない。でもホラーで、セオリーを破ってるのあまり見かけないし、安心できる型みたいのがしっかりあって、その中で意外性をついてくる。ストーリーやキャラクターだけでなく、カメラワークや小道具、そして血しぶきやグロシーン。結末なんてどうでもいい。大抵1人生き残るか、怪異の勝利に終わる。

  ホラー好きをどのように裏切るか、或いはどれだけ後味悪くするかみたいなものが制作側にはあるだろうし、兎に角エンターテイメントな気がする。なので、ホラー好きじゃない人はやっぱり嫌いなんだろうな。

  アクション映画で、主人公が負傷しても死なないし、大した怪我にならないとか、そういうのと同じなのだ。


  何でだろう。ホラー映画好きだなぁ。バスケット・ケースはかなり当たり映画だった。面白くて、恐怖って感じではないけど、気持ち悪さとかグロテスクな内面や欲が描かれていた。何回も見たくなるなぁ。怖すぎないのが良いのかも。

  寝る間を惜しんで映画を観るわけではない。好き度合いで言えば半端かもしれない。でも時間を繰り出して、観たい映画を吟味して、腰を据えて見るのが至福。映画なしでは楽しめないし、やっぱり根底にあるんだ。ってことは映画好きってことだよね、多分。